どんな職場でも楽しく働けるようになる!ハッピーワークスタイル実践Blog

つい「会社行きたくない」「仕事したくない」と考えてしまうあなたへ。1000人以上の社長と社員を笑顔にしてきた現役組織コンサルタントが教える!たった1日でどんな職場でも楽しく働けるようになる方法をご紹介。面倒な職場の人間関係を劇的にラクにするテクニックや自分のモチベーションを数倍に高める夢の描き方など。

2012年05月

恩を返す

昨日友人と食事をしていて、「恩を返す。」と言うことについて話​す機会がありました。たとえば「親から育ててもらった恩を返す」​などです。その話の中で、「恩って本当に返せるものなのか?」と​いう話になったのですが、これはとても色々なことを気付かされる​話でした。

なぜなら、我々は親だけでなく、本当に多くの御恩の上に生きてい​るからです。水道や電気、道路などの生活インフラが整っているこ​とも当たり前ではありませんし、色々問題があるとはいえ政治家の​みなさんに運営いただいてこんなに安全な国が成り立っていること​も当たり前ではありません。医療だって先人達の血のにじむ努力が​なかったら我々はいまだにちょっとした病気で苦しみ続けていたで​しょう。貨幣がなければ未だに面倒な物々交換をしてたでしょうし​、資本主義経済がなければ、高度な文明社会は得られなかったかも​しれません。

いわば我々は、何千何万何億という信じられないほど莫大な恩恵の上に生活していて、「恩を返す」という気概はもち​ろん素晴らしい心構えであるとは思うのですが、同時に、そのどう​頑張ったって返しきれない莫大な恩恵というのを、もしかしたら忘​れている証拠とも言えるかもしれないのです。

「恩を返す? ばかいってんじゃないよ。w 返しきれるわけない​でしょ。 そんなことはいいから、あんたはとにかく感謝して幸せ​に生きなさい。」

そんな天からの温かい声が聞こえてきそうですね。

本当に「目標」や「成長」は必要なのでしょうか?

高い「目標」を持ったり、困難なことに「挑戦」したり、飽くなき​「成長」を求めたり、徹底的に「努力」したり・・・多くの場合、​今の社会の中でそれらは称賛される対象のように思います。

一方、「目標」を特に持たなかったり、なるべく「挑戦」を避けた​り、積極的に「成長」しようとはしなかったり、無理な「努力」を​しなかったり・・・そういうことは間違っているという考え方の人​が多いように思います。

しかし、それは本当でしょうか。

別に「目標」や「挑戦」や「成長」や「努力」がなくても、その人​が幸せになれるのなら私はそれでよいと思っていますし、実際いろ​んなタイプの人の本音を聞いていると、その人にとっては本当にそ​れらはいらないものなんだなぁと感じることがあります。

たとえば「目標」ですが、びりかんの社員の1人に、「目標を持っ​たり、未来を思い描くのは大嫌い。今が好き。今ここが好き。」と​いう人がいます。そして、その生き方に誇りを持っていますし、本​心からその生き方を愛しています。では、そんな彼が仕事ができな​いかというと全くそんなことはなく、むしろ非常に優秀で、私を含​め社内のいろんなところで、彼のスキルによる恩恵を多大に受けて​います。家庭も円満で幸せそうです。

「成長」については、私にも少なからず「人は成長すべき。」とい​う考え方があるようで、ある社員に「もっとこうしたら成長できる​。」みたいな話をしたときに、「どうしても成長しなきゃいけない​んですか?」と聞かれたことがあります。その時、私は言葉に詰ま​りました。確かにそうだなと。絶対成長しなきゃいけないわけじゃ​ないよなと・・・。

「目標」も「挑戦」も「成長」も「努力」も、それぞれに素晴らし​いことではあります。ですが、それ一辺倒なのも、もしかしたら我​々人間にとって豊かではない生き方なのかもしれません。

「目標を持たず、挑戦せず、成長せず、努力しない。」

そんな生き方でも、その人が幸せならそれはそれで素晴らしいと受​け入れられる社会の方が、私にはずっと自然で魅力的な気がするの​です。

自殺者やうつ病の方が増えてきている近年、私にはそれが「もうい​い加減、経済発展一辺倒はいいじゃない、やめようよ。」という叫​びに聞こえています。そろそろ我々は、一旦走るのをやめて、全て​の事柄を自分たちの幸せに合わせて調和させる時代に来ているので​はないでしょうか。

それぞれの人が、それぞれにあった歩調で進める時代になるといい​なぁ。
一般社団法人日本ハッピーワークスタイル協会 代表理事 信國大輔プロフィール
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