今経営しているびりかんという会社ではすでに何度かfacebook上にも投稿しているように「次世代の幸せな働き方」の実現を目指して、働く場所と時間を自由にしたり、職場に各自のプライベートの課題まで持ち込む「公私調和」などを実践しています。


そんな中で、また1つの大きなチャレンジに取り組んでいます。それは発達障害への取り組みです。発達障害というのは、自閉症やアスペルガー・ADHDなどの社会適応の問題を主とする障害なのですが、最近は結構多くの方が耳にする機会が増えてるかもしれません。


さかのぼってまず背景からお話しすると、約1年ぐらい前にある人物が営業マンとして入社しました。やる気もあり、行動も積極的にするし、先輩社員などからの指導も素直に聞く人間だったのですが、どんなに周りが真剣に時間を割いてアドバイスし、そして彼が必死に努力しても1年間なんの成果もあげられないどころか、むしろお客さんを怒らせてしまうような事態が続き、明らかにおかしいと感じることが増えました。


ある日、とある社員がふと言いました。「もしかして彼には何かしらの障害があるんじゃないだろうか?」と。そして、彼にそれを慎重に伝え、病院に診断を受けに行ってもらいました。結果、彼はADHD(注意欠陥・多動性障害)であることが判明したのです。(※ここに書く許可は本人からもらっています。)


今回ばかりは我々も頭を悩ませました。この障害は、平たく言えば状況に応じた臨機応変な対応をすることが難しいという、ある意味我々のコンサル事業に最も不向きな性質を持っているからです。その日から彼を除いた社内メンバーで激論が行われました。


「いくらなんでも難しいから転職してもらうのが彼のためなのではないか?」「こんな小さい規模の会社でそこまで面倒みたら潰れてしまうよ」「だれが彼の赤字を補てんするんだ?」「とはいえ仲間を見捨てるのか?」「発達障害の方の未来はどうなる?」


書き出すときりがありませんが、そんな喧々諤々の議論が続きました。
最終結論として、正直狂ってると思われるかもしれませんが、もう一度ゼロベースで半年間ADHDの彼でも稼げるような状態を目指して頑張ってみようということになりました。もしダメだった場合、大赤字を残して終了することになるわけですが、その赤字を自分が一部補填してもいいという社員が何人も出てきました。


なぜそこまでやるのか? なぜなら我々が共有して大事にしているビジョンとして「どんな人でも幸せに働ける会社組織を創る」というものがあるからです。びりかんはそのためにこそ存在しているという強い信念がそこにはあります。そして我々自身もその中で救われてきた人間だからです。


今期から我々の最後の悪あがきが始まりました。リミットは今年の12月末。何の対策も講じなければ絶望的な状況です。今の我々の事業内容では、彼が活躍する場はほぼゼロに等しいからです。


どうしたものか・・・頭を悩ませました。


ADHDはどちらかというと、その場その場で臨機応変な対応は難しいのですが、反面、行動力があったり独特の感性を発揮したり、あるいは自分が興味のあるものは集中的にやれるというような強みもあったりします。


その特性を活かして、本人の好きなこと・楽しみながら取り組める事はなんだろう?何が好きで、何だったら自信を持ってできるか?わざわざ本人が苦手なことを仕事にするのではなく、本人がやりたいことで、好きなことを仕事にするにはどうしたらいいだろうか?何度も何度も話し合った結果、まず最初に出てきたのが「ダンス」でした。


彼は学生時代にもダンスでテレビに出たこともあり、友達の結婚式などでダンス動画を作ったり、ダンスの指導サークルを運営した過去があるなどの話が出てきました。ダンスを心から愛してるようでした。
本人が心から楽しめるダンスを使ったサービスが作れないだろうか?


好きなことをして稼ぐ!ということが難しい時代ですが、なんとか考え抜いて今回、会社としてこんなサービスを作り上げました。

ダンス動画コンテンツ制作サービス「ベリーベリー」
http://www.belicoun.co.jp/veryvery/


長くなりましたが、最後にみなさんにお願いがあります。もしこのようなびりかんの取り組みに、発達障害でも身体障害でもシングルマザーでも引きこもりでも鬱病でも、どんな人でも幸せに働ける会社創りに、少しでも共感いただけるようなら、できる範囲でご協力いただけないでしょうか。


このようなダンス動画を作ってみたい方がいらっしゃったらご連絡いただけると大変ありがたいです。そこまではなくとも、下記ソーシャルボタンより「いいね」をクリックいただいたり、facebookやツイッター上にこの記事を紹介して話題にしていただけるだけでもかまいません。大変大変助かります。何卒よろしくお願いいたします。