One piece red grand characters (ジャンプ・コミックス)

海賊王になることを目指して、大航海に旅立った少年ルフィー。


旅を続ける中で多くの人間と出会い、
その中でかけがえのない仲間を少しずつ増やしていきます。

三刀流の剣士 ゾロ。

射撃の達人 ウソップ。

海上のコックさん サンジ。


そして今回もまた、新しい仲間、航海士のナミを救うべく、
ルフィーとその仲間達は凶悪な海賊団に立ち向かいます。


そして、ルフィーは、敵側のボスの一騎打ち。


そのときにルフィーが言ったのが次の言葉。
ルフィー「おれは剣術を使えねェんだコノヤロー!!!

     航海術も持ってねェし!!!

     料理も作れねェし!!

     ウソもつけねェ!!

     おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!」



敵のボス「てめェに一体何ができる!!?」


ルフィー「お前に勝てる」



前回の話とは、真逆の話かもしれませんね。

  前回の話
  



このセリフには、大きく2つのポイントがあります。


1つ目は、組織の話。


組織というか、パートナーや人脈と解釈してもよいです。


どちらかというと前回の話は、起業直後1人の時に最適な
能力のパラメータの話でした。


今回の話は、その後の組織になった時に必要な話です。


実は組織になると、ある程度全般的にできることよりも、
各人それぞれ別の分野を極めていく方が力を発揮します。


たとえば、どんなにすごい二人でも、
「マーケター」と「マーケター」が組んでは、
あまり相乗効果は得られないのです。


「マーケター」と「クリエイター」が組むから、
1+1が3にも4にもなる。


しかし、これは意外と難しいものです。

なぜなら、ついつい近い分野の人間と親密な関係になるケースが
多いからです。話が共感しやすいですからね。


プログラマーはプログラマーと。

営業は営業と。


という具合ですね。


ふと振り返って、自分の知人・友人を考えてみてください。

どっかひとつの方向に偏ったりしてませんか?


ついつい居心地がいいので自分と同じ分野の人たちばかりと
交流を深めてしまいがちですが、あなたがルフィーのように、
組織としてバランスの良い面子を集めたいと思っているのなら、
これはまずい状態です。


組織といっても会社を大きくするという意味だけではありません。


独立して仕事をする上でも、まわりのパートナーは多種多様に
いたほうが、断然やりやすいのです。




さて、次に2つ目のポイント。

僕にとってはこちらのほうが重要です。


それは、「感謝」です。


ルフィーのこのセリフには、人に常に助けてもらっているという
深い感謝が表れているのです。


最近色々やっていても思いますが、
人間って本当に生かされている存在だなとつくづく感じます。


1人では絶対に生きてはいけない。


どんな人でも、いろんなものに支えられながら生きています。


それに気づいたとき、深い感謝の心が生まれます。


そして、この感謝の心は、あなたの主体性を育みます。


逆にこの心がない人は、責任をとらず、反省をせず、
自分を変容できないので、あまり成長しません。


ちなみにえらそうに言ってますが、お恥ずかしい話、
数年前の僕は、正直ほとんど感謝の心なんて持ってませんでしたね。(汗)


独立して、紆余曲折色々あって、
やっと手に入れた一番大事なものが、
この「感謝の心」じゃないかと思います。


これはビジネスと一見関係なさそうですが
実はとても重要なポイントです。


「感謝の心」は、

あなたの成長を大きく促し、

あなたの人脈を加速させ、

あなたをブランディングする核となります。


ぜひ、毎日全てに感謝して生きてみてください。

きっと世界が変わるから。



以上、「ワンピース」より
今日のビジネスエッセンスをお届けしました。