NARUTO 巻ノ42 (42) (ジャンプコミックス)


忍者の里の中で最も大きな力を持ち、優秀な忍者を多数保有する
『木の葉隠れの里』。

そして、そんな『木の葉隠れの里』において、
忍者学校歴代の落ちこぼれ少年、うずまきナルト。


そもそも才能のかけらもない彼だが、日々のたゆまぬ努力で数々の強敵を倒し、
とうとう伝説の忍者と謳われた自来也(じらいや)に認められ弟子入りする
ことになる。


自来也の指導のもと、厳しい修行の日々に明け暮れるナルト。


そんな修行の途中、とある事情から自来也と同じ伝説の忍者、
大蛇丸(おろちまる)、そしてその部下カブトと闘うことになる。


傍らで先に闘いをはじめるカブトとナルト。


対峙する、自来也と大蛇丸。


忍術の才能を見抜く力を持った大蛇丸は、
なぜ忍術の才能がないナルトを育てるのかと自来也に問う。


そして、忍の才能について大蛇丸はこう語る。


大蛇丸「忍(しのび)の才能とは世にある全ての術を用い極めることが
    出来るか否かにある。
    忍者とはその名の通り忍術を扱う者を指す。」



これに対し、自来也が言ったのは次の言葉。
自来也「・・・忍の才能はそんなとこにありゃしねぇ
    まだ分からねーのか・・・




    忍者とは、『忍び堪える者』のことなんだよ





    一つてめーに教えといてやる。


    忍者の才能で一番大切なのは持ってる術の数なんかじゃねぇ・・・







    大切なのは・・・








    あきらめねェど根性だ






この話にでてくる『忍者』をビジネスマンもしくは起業家、
『忍術』をビジネススキルと読み替えてみてください。



きっと、忍者でもビジネスマンでもこの話は共通して
使えるものだと思います。



どんなに優れたテクニックを学んでも、
実践ではそう簡単には行きません。


何度も何度も失敗しては、奮起してやり直す。


そこに本当の活路が見えてきます。



もちろん、何も勉強しないまま単に根性だけで
乗り切ろうとするのは愚者の行いです。


知識やノウハウを必死になって身に付け、
そして、その上に『あきらめないド根性』があって始めて
価値のある成功が訪れるのだと思います。




この『価値ある成功』というのもまた大事です。


これは、稼いだお金の大きさや名声では図れません。


どんなに一時的に大成功しても、
ビジネスマン、あるいは人としての基盤がしっかりしていなければ
やがて失敗が待っているからです。


どうしても我々は、

「楽して儲かる」

「誰でも簡単にできる」

というような甘い言葉に反応してしまいがちですが、
結局のところ、それには意味がないのです。



逆に、たとえどんなに小さい成功だったとしても、
あきらめず努力し続けた過程を通して得た成功ならば、
それはあなたにとって非常に『価値ある成功』だと思います。




あなたは、どっちの成功を手にしたいですか?

よく考えてみてくださいね♪



では、ナルトがいつも口にしている言葉で
締めくくりたいと思います。



「まっすぐ自分の言葉を曲げねェ・・・。それがオレの忍道だ。」



以上、「NARUTO(ナルト)」より
今日のビジネスエッセンスをお届けしました。