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今の世の中は「しなければならないこと」に覆い尽くされていて、経営者も社員も主婦もそれに囚われすぎて、自分が本当にしたいことや自分の幸せが見えなくなっているパターンがとても多いように思います。そもそも「しなければならないこと」は、我々が幸せになるための手段にすぎないので、今は世の中全体的に本末転倒していると私は捉えています。

ただ、一方で今の世の中で誰でも無策に「したいことだけする」という生き方を目指すのは、かなり無謀だと思います。特に最低限の経済力やスキルを身につけていない人は、それを純粋に追求するせいでかえってしたいことができなくなったりするケースも多いでしょう。自分の生活すらままならないのに「しなければならないこと」や「常識」を極端に否定したりする人もいますが、そういう人は、「しなければならないこと」も本来は幸せになるための手段だと知ってほしいなと思います。また、少し厳しい言い方かもしれませんが、本来無収入の人は日本のインフラを使う資格すらないことを気付いてほしいと思います。

では誰が「したいことだけする」生き方をしたほうがいいのでしょうか。これは「しなければならないこと」に囚われすぎていて、今まで十分な努力をしてスキルも経済力も身につけているのに幸せを感じていない人への処方箋だと僕は思っています。そのような人の場合は、まず一旦「しなければならないこと」の優先度をぐっとさげて、「したいことだけする」ことで、わからなくなってしまっている自分の心との通信を回復させるというのが大事だと思います。幸い経済力やスキルはすでに身についていますから、落ち着いて「したいことだけする」ことがしやすいので、じょじょに回復していきます。

結局「したいこと」と「しなければならないこと」はどちらも大事で、僕は前者の人には「しなければならないこと」の大切さを伝え、最低限のスキルや経済力を身につけることをきちんと追ってもらい、後者の人には「したいこと」の大切さを伝え、自分の心を大切にしてもらい、双方幸せになってほしいのだと思います。


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みんなが幸せに働ける世界を創る!共創コミュニティ「ハーモニータウン」第四回定例ワークショップ