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「引き寄せの法則」というものがあります。わりとスピリチュアルな人達がよくこの話をしたりしますが、要点だけ言うなら「自分が念じたものは全て現実になる」というような話です。

これが事実かどうかは正直どっちでもいいなと僕は最近思っていて、それよりもこの話は、捉え方次第では幸せな人生を送る要因にもなるし、逆に不幸せな人生を送る要因にもなりえるので、うまく幸福感が上がるように使えればそれでいいと思っています。

幸せな人生を送るための捉え方は、起こった事象全てが自己責任だと捉えることで、もし心からそう思えたとしたら、ぶつけ先がない憤りやどうしようもない落胆が消失し、自分の人生は自分で切り開き、自分で自分を幸せにするしかないという覚悟が決まります。それによって僕らは何が起きても動揺せず穏やかで冷静で落ち着いた人生を手に入れます。これが「自立」です。

一方、不幸せな人生を送るための捉え方は、これを盲信し神にすがるような捉え方で、このような捉え方をすると、自分にとって気に食わない事象が起こった時に、憤りを感じたり落胆して神を恨み、自分の責任を見つめず、さらに「もしかして信心が足りてないからか」とすがって、自分で自分の人生を切り開いていこう、自分で自分を幸せにしようという活力を失います。これが「依存」です。

多くの人は、宗教やスピリチュアルなものを取り入れる時に後者を選択してしまうので、そういったものは危険視されます。特に依存傾向が強い人ほど、このへんを好むので構造としてはそうなりがちです。身の丈にあわない高額な天然石などを買ってしまう人は自分の依存傾向を疑った方が懸命でしょう。一方で、宗教を毛嫌いしすぎる人はビジネス教や科学教を盲信して依存しているかもしれませんのでそれもまた要注意です。

科学にしても政治にしてもビジネスにしても宗教にしても、我々が幸せに生きるため、幸福感を上げるための単なる手段にしか過ぎません。自分が自分の人生の「主人」になるには、全ての手段を一歩引いて中庸に捉える「自立した大人」になることが重要だと僕は思います。

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みんなが幸せに働ける世界を創る!共創コミュニティ「ハーモニータウン」第7回定例ワークショップ