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経営者や社員の方にコーチングやコンサルティングをさせていただく際によく使っているキラークエスチョンがあります。それは「それは◯◯さんにとって本当に幸せですか?」という質問です。この質問によって本当にその経営者(もしくは社員)が望んでいるビジョン・夢を引き出していきます。これを深くまで引き出さないと組織づくりはあまり上手くいきません。

多くの経営者は、初回のミーティングでビジョンについてヒアリングすると、数字を元にした経営計画や、マーケティングから導いた事業戦略などを話します。こういった事はよく考えている経営者が多いので、少し質問するだけでもかなりたくさんお話しいただけるのですが、私はこの時、その内容そのものよりも相手の表情や声色の方を特に見ていることが多いです。

そうすると、あることに気づきます。話している経営者自身が楽しくなさそうなのです。ワクワクしているとは程遠い感じです。これは社員の方にビジョンをヒアリングする時も同様です。そこで、ある程度切りのいいところまで話をお聞きしたら冒頭の質問をします。「そのビジョンは◯◯さんにとって本当に幸せですか?楽しいですか?ワクワクしますか?」という具合です。

すると返答として返って来るのは、ほとんど決まって「いや、楽しいかどうかは置いといて仕事ですし・・。」というようなセリフで、それに対して私はこう続けます。

「仕事は何のためやっていますか? お金を稼ぐため? ではお金は何のために稼いでいますか? お金に限らず、あらゆる行動は何のためにやっていますか? それは◯◯さんが幸せになるためですよね? 楽しく生きるためですよね? もう一度お聞きします。そのビジョンで◯◯さんは幸せになれそうですか?」

こういった問答を繰り返していくと、あるところで相手がハッと気づきます。そういえば確かに最初は幸せになるためにやっていたなと。いつのまにか目的をおろそかにして手段(思考・常識)に囚われていたんだなと気づきます。これに気づいてもらってようやくまともにビジョンや夢の話ができるようになります。

本格的にビジョン生成をやろうとすると、自分ではどこまでが囚われている部分かが分かりにくいので我々のような専門の組織コンサルタントが必要になりますが、とはいえ「それは本当に自分にとって幸せか?」というキラークエスチョンを常に念頭に置いておくだけでも今までの景色がだいぶ違って見えてくると思います。ぜひ活用してみてください。
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