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キャッシングという言葉は
一昔前にはありませんでした。
その頃は「借金」と呼ばれていました。

同じくスピリチュアルという言葉も
最近出てきたもので、一昔前は存在せず
その頃は「霊能力」「霊感」などと
呼ばれていました。

この2つは呼び方の変化だけではなく、
その有用性や危険性もよく似ていると
僕は思います。

今日はそんなお話です。


まずは「有用性」から。

どんなに家計をうまく管理していても
本当に急な出費というのは人生に何度か
発生したりしますよね。

そういう時にキャッシングは力を発揮します。

一時的に借りれば、とりあえず一旦その場を
しのげるので、とても強力な手段です。


同じく、どうにもならないほど途方にくれる
ようなアクシデントも人生には何度か発生
したりします。

たとえば、交通事故で一瞬にして
家族を全て失ったり、急病で倒れたり。。

そういう時はスピリチュアルが有効な場合が
あります。

仮に夫と子供を交通事故で昨日無くした
女性がいたとして、

「亡くなったお子さんがあなたの隣で
 『お母さん悲しまないで。僕は大丈夫だよ。
  早く元気になってね。』
 って言ってますよ。」

と伝えたときに、その女性がなんとかそこから
生きる力を得ることができるのなら、それが
本当かどうかはあまり関係なく、やはり有用性
だと僕は思います。

このようにスピリチュアルは、
「目に見えるもの」だけでは救いきれない心情を
どうにかしてしまえる可能性があるという
極めて強力な手段です。



一方、この2つは強力すぎるがゆえの
「危険性」も合わせ持っています。

キャッシングを常用化したら、
徐々に身の丈にあった金銭感覚を失いやすくなり
毎月自転車操業に追い込まれたりします。

それだけでなく、ストレスがかかった時に
キャッシングをして、買い物やギャンブルに使い
解消するという、依存症への罠に
ハマりやすくなります。

買い物依存やギャンブル依存はとても強力で
一度ハマるとなかなか抜け出せない恐ろしい
病気です。


スピリチュアルも同じような側面があります。

「目に見えぬもの」を常用化したら、
徐々に自分で選択する力や生き抜く力を
奪われていきやすくなります。

「お告げ」などを盲信し、それがなければ
自分で選択することができなくなります。

人生には大変なことや嫌なこと辛いことも
たくさんありますが、それらを毎回、
「目に見えぬもの」に結びつけないと
生きられなくなります。

そうやってスピリチュアルに依存した結果、
高額な石や壺などの購入で全財産を
失ってしまったり、それらを好む世界の人たち
としか付き合えなくなって、通常の社会での
生活力・交際力を失ったりします。

前々回書いた自由人モドキは、結構
スピリチュアルを傾倒する人も多いですが
まさに上記のような状態にハマっている人も
少なくありません。


僕は、買い物依存やギャンブル依存と同じく
このスピリチュアル依存も、とても強力で
一度ハマるとなかなか抜け出せない恐ろしい
病気だなと思います。

買い物依存やギャンブル依存は、多くの場合
本人も「抜け出したい」と願っていますが、
スピリチュアル依存は、本人が盲信してしまって
もはや「抜け出したい」とすら思わないので、
より強力な依存症だと思います。


金融や宗教が異常なまでに儲かるのは
このような強力な依存構造を
持っているからです。


誤解のないように書いておきますが、
僕はこの2つの手段を否定も肯定も
するつもりはありません。

どちらも楽しく幸せに生きるための
手段にしかすぎないと考えています。


ただ、この2つの手段は良くも悪くも
とても強力で、性質としては
ステロイド剤やモルヒネなどに近く、
扱い方を間違えると本当に危険です。

昔の人が「借金」や「霊能力」たぐいを
忌み嫌っていたのはこれが理由です。

それもあながち間違いではなく、
今は名前の変化によって、カジュアルに
なってしまっていますが、安易に
手を出すのは本当に危険だと僕は
思います。

よほどうまく使いこなせる自信でもない限り、
本当にどうしようもない時だけに
臨時で使うことを検討する手段と認識し、
通常時は距離を置いておくのが
ベターではないでしょうか。

本来、平常時、普通に生きる上では
必要のないものだと思います。


ちなみにハッピーワークスタイル協会の
講座などでは、心理学なども一部取り扱うため
スピリチュアルと誤解されないよう、
かなり表現等には気を使っています。

僕は、この取り組みで、
多くの人に「依存」ではなく
「自立」を促したいのです。

自分の足で立って、
自分の目で見て、
自分で動くことができる人を
増やしたいのです。


「目に見えるもの」をちゃんと見て、
自分で考えて判断し、結果を受け止める。

それをやがて死ぬ時まで、
ただ粛々と淡々とやる。

それで十分ではないでしょうか。

強く生きていきましょう。

何かに頼らなくても、
本来僕らにはそれができますから。



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編集後記
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前回の自由人モドキの反響としては
そういう逃げた人達に少し怒りを
感じてる人が多かったように思いますが、
もしかしたらスピリチュアルにハマる
自由人モドキたちの多くは、

「ああ、モルヒネを常用しなきゃ
 いけないぐらい心が傷ついて
 いるんだなぁ。」

という解釈の方が当てはまるかも
しれません。

そういう人たちが増えやすい

傷つきやすい世の中
弱い人を生み出しやすい世の中

の方に本当の問題は
眠っているのかもしれません。



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